21/12/19

ワクチンを接種してからずっと腕の痛みがとれない件について

8月に2回目のワクチンを接種してからもう4か月が経つのに、腕の痛みが残ったままだ。もちろん、接種直後の激しい痛みと比べればだいぶマシだけれど、日常生活においてちょっとしたストレスを感じるくらいには痛い。いきなり強い力がかかるとかなり痛い。これまでは、朝起きるときに「うーーーん」みたいな感じで思い切り伸びをしていたけれど、それができなくなった。



この前、自転車に乗ろうとして何気なくハンドルに触れたときに「バチッ」と静電気がきたので、思わず反射的に腕を引いたところ、左腕にものすごい痛みが走った。あまりの痛さに、そのまま5分間くらい道端にしゃがみこんでしまった。吐き気がこみ上げてくるくらい痛かった。痛みで吐き気を覚えるなんて、高校生のときに柔道の練習で右の鎖骨を折って以来のことだ。吐き気だけでなく、めまいにも襲われて散々な感じだった。なんとか回復するまでに30分くらいかかった。

1回目の接種のときには3日くらいで痛みが完全に引いたので、2回目のときにもそれくらいで痛みはなくなるのだろうと思っていたけれど、なかなか痛みがとれない。その状態で1か月が経つと、さすがにこれはおかしいんじゃないだろうかと思うようになった。ただ、左腕をかばいながら生活すればそれほど困ることもないので、そのうち痛みもなくなるだろうと思って気にしないようにしていた。

しかし、まったく改善する気配がないので、どうにかしなければと思うようになった。ただ、「ワクチン 腕の痛み とれない」などのワードで検索しても、自分と同じような症例がヒットしない。そんなこともあり、病院に行っても有効な処置は期待できないんじゃないかと思えて、イマイチ病院に行く気になれなかった。それに、もし病院に行って「これは処置なしですね」なんて言われたらどうしようという気持ちもあった。

でも、もしかしたら画期的な治療法があるかもしれないと思って、近所のクリニックに行ってみた。診察した医者は明らかに困惑した様子で、「4か月も痛みがとれないなんて」と首をひねっていた。「やっぱり、レアケースなんですかね」と聞いてみると、自分のようなケースはこれまでになかったということだ。結局、痛み止めと塗り薬を処方されただけで診察は終わった。恐れていた「これは処置なしですね」という宣告を受けた気分だった。

ある程度予想していたことではあったけれど、この診断はやっぱりちょっとショックだった。「これでしばらく様子を見て、症状が改善しないようならまた来てください」みたいなことを言われたのであればまだしも、そうしたことは一切言われなかった。むしろ、「これ以上ウチに来られても困るから」みたいな感じだった。少なくとも、積極的に治療しようという雰囲気ではなかった。

それにしても、塗り薬って(笑)。塗り薬ごときで治るなら苦労はしない。とりあえず塗ってはみたけれど、スーッとしてちょっと気持ちいいくらいもので、これを続けて治るとはとても思えない。痛み止めにしたって対症療法にすぎず、一時的に痛みが引いたとしても根本的な解決策にはならないから、継続して服用する気にはなれない。というか、不意に力を入れたときにものすごく痛むだけなので、そうしたことがなければ痛み止めを飲む必要はない。

自分はデスクワークだからまだいいけれど、これが肉体労働だとしたら死活問題だと思う。肉体労働で片腕がまともに使えなかったら、どう考えても死活問題だ。あるいは、これがプロスポーツ選手だったら、間違いなく引退に追い込まれるくらいの大問題だ。井上尚弥とか大谷翔平みたいな国民的なヒーローがワクチンのせいで引退なんてことになったら、日本中が怒りと悲しみに包まれると思う。

ただ、ワクチンのせいで引退に追い込まれたスポーツ選手の事例はいまのところないようなので、自分のようにずっと痛みがとれないというのは本当にレアケースなんだろう。1万人に1人なのか、10万人に1人なのか、あるいは100万人に1人なのかはわからないけれど、きっと自分は選ばれし人間なのだと思う。というか、もっと違うことで選ばれたかった。ワクチンの後遺症で選ばれるって、いったい何の罰ゲームだよ。

それはともかく、このままではまもなく始まるであろう3回目のワクチン接種はできそうにない。この状態でワクチンを受けたら、左腕が再起不能になる可能性がある。右腕に注射するという方法もあるけれど、その場合は両腕が機能不全になるかもしれない。ということで、コロナの脅威よりも左腕の痛みのほうがよっぽど大きな脅威になっているというのが現状だ。



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