21/10/10

新しい洗濯機を買った件について

朝起きると、まずはシャワーを浴びて洗濯機を回し、掃除機をかけてからコーヒーを淹れる、というのが日課になっている。ただし、洗濯機を回すのは3日に1回くらいだ。その日もいつものように洗濯機を回してから仕事を始めたのだけれど、洗濯機の運転音が聞こえてこないことに気付いた。おかしいなと思いつつ仕事をしていると、異常を知らせる警報音が鳴った。



確認してみると、「U14」というエラーコードが表示されている。説明書を見ると、給水できないというエラーのようだ。フタを開けてみると、たしかに洗濯槽にほとんど水が溜まっていない。説明書に従って、給水口のフィルターが目詰まりしていないか確認したのだが、特に問題はない。説明書だけではらちがあかないので、ネットで調べていろいろと試してみたのだが、どれもうまくいかない。

仕事そっちのけでいろいろと調べた結果、自分ではどうにもならないという結論に達した。ならば修理を依頼するということになるけれど、出張料だけで5千円とか1万円くらいはしそうだし、トータルの修理費で2万円とか3万円くらいになってもおかしくない。そもそも、この洗濯機は結婚したときに買ったものだから、もう15年以上経っていて、いままでに2〜3回は修理しているはずだ。

だから、ここでまた修理したとしても、すぐに別の箇所が故障しそうな気がする。だったら、新しい洗濯機を買ったほうが得だ。そもそも、この洗濯機は無駄に大きいので、いまの自分にとってはオーバースペックなのだ。日常的な洗濯物としては、下着とタオルとシャツくらいしかないから、本当に必要最低限の機能が搭載された洗濯機があれば十分だ。そうした洗濯機なら、2〜3万円くらいで買えるだろう。同じくらいのお金をかけてわざわざ15年ものの洗濯機を修理することもない。

ということで、近所のヤマダ電機でコンパクトな洗濯機を買った。故障した洗濯機の処分費用を合わせて、3万5千円くらいの買い物になった。ネットで探せばもっと安く買えたのかもしれないけれど、故障した洗濯機の処分費用や配送日についてなど、店員さんと直接やり取りした方が確実なので、ネットでの購入はあえて避けた。それなりに大きな家電を買う場合は、やっぱり対面販売の方が安心できる。

ということで、突然故障して困る電化製品はなんだろうかと考えてみたのだけれど、一番困るのは冷蔵庫だと思う。幸いなことに、自分はこれまでに冷蔵庫が突然お亡くなりになったという経験はないけれど、短時間の停電は経験したことがある。そのときにまず考えたのが、「冷凍室にたくさん冷凍食品が入っているけれど、どうしたらいいだろうか」ということだった。アイスなどがすべて溶けてしまったら、大惨事になってしまう。

そのときはすぐに電気が復旧したので被害はなかったけれど、それ以来「冷蔵庫様だけはどうかすこやかでご無事であってほしい」と願うようになった。冷蔵庫の次に壊れて困るのはエアコンだろうか。冬に壊れた場合は、厚着したり別の暖房器具を使用したりでなんとか対応できそうだけれど、真夏にエアコンが故障した場合は最悪だ。万が一、真夏にエアコンと冷蔵庫が同時に故障した場合はどうなるかなんて、考えたくもない。

その次に困るのは、炊飯器だろうか。いきなりご飯が炊けなくなるというのはかなり困る。もちろん、炊飯器がなくてもガスコンロと鍋を使えばご飯は炊けるけれど、ボタンを押すだけでふっくら美味しいご飯ができるのに、わざわざガスコンロに鍋を置いてご飯を炊こうと思う人なんてほとんどいないだろう。勇気を出してチャレンジしても、おこげができたり芯が残っていたりで、美味しくないご飯になりそうだ。

その次に困るのが洗濯機になるだろうか。あるいは掃除機だろうか。あるいは電子レンジだろうか。このあたりの優先度は、その人のライフスタイルにも大きく関係してくるだろうから一概には言えないけれど、自分の場合は今回の出来事により、洗濯機というのは自分にとってかなり大きな存在だったんだということを自覚した。洗濯機が故障したことを知って、ちょっとパニックになったくらいだから。

そもそも、独身の頃は洗濯機なんて持っていなかった。常に下着を20〜30枚くらい用意していて、洗濯物がたまったらまとめてコインランドリーで洗濯していた。結婚したときに洗濯機を買ったのだけれど、自分が選んで買ったものではないので、今回の件で生まれて初めて自分で洗濯機を買ったということになる。そう考えると、大人への階段をまた一歩登った感じで、感慨深いものがある。



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