21/08/29

2回目のワクチン接種を終えた件について

1回目のワクチン接種から3週間が経過したので、2回目のワクチンを受けてきた。前回は予約枠が30分単位だったのだけれど、今回は15分単位になっていて、接種後の経過観察時間も前回は15分だったものが今回は10分に短縮されていたりして、この3週間の間にさらに効率化が進んでいるような印象を受けた。また、前回はバカみたいに多くの誘導員が配置されていたけれど、今回はそうしたスタッフの数が明らかに少なくなっていて、そうした面でも効率化されている感じだった。



前回は注射を打ってもらった直後に気分が悪くなったので、今回もそうなるとイヤだなと思っていたのだけれど、特に何の症状も出なかったのでホッとした。そのままアパートに戻って少しゆっくりとしていたところ、なんだかちょっとだけ頭痛がするので熱を測ってみると、36.8度だった。自分はわりと平熱が低くて、35.8〜36.2度くらいが平熱だから、36.8度というのは微熱くらいの感じになる。

しかし、これくらいの熱ならまったく平気なので、その日はなんということもなく寝た。翌朝起きると、注射を打ったあたりの部位がかなり痛むけれど、これは前回も同じだったのでそれほど気にすることもなくシャワーを浴びた。少し頭が痛くて「ああ、これが副反応なんだな」と思ったけれど、それほどひどい感じでもなかったから、これくらいだったら平気だろうと思った。

ところが、シャワーを浴びて洗濯機を回して簡単に掃除をして、という朝のルーチンワークを終えて落ち着くと、とたんに具合が悪くなってきた。熱を測ってみると、37.8度ある。自分は熱を出しやすい体質で、1年に何回か高熱を出すことがあるのだけれど、そうした経験から「これはかなり具合が悪くなるパターンだな」と直感的に感じた。

もちろん仕事なんてできる状態ではないので、その日はおとなしく過ごすことにした。自分はいつも部屋では座椅子で過ごしているのだけれど、楽な姿勢で座椅子に座っているつもりなのに、とにかく身体がだるい。これまでインフルエンザをはじめとして何度も高熱に苦しんできたけれど、そうしたときにも経験したことがないようなちょっと異質なだるさを感じた。

そうこうしているうちに熱が上がってきて、昼には38.5度になった。これまでに40度近い高熱は何度も経験しているから、それに比べたら38.5度というのはたいしたことはないはずなのに、今回はなぜかかなりキツイ。それはおそらく、「ワクチン接種の副反応なんてたいしたことはない」という自分勝手な思い込みがあったからだと思う。まさか、ワクチンを接種しただけでこんなに高熱が出てキツイ感じになるなんて思っていなかった。

熱が出たのも辛かったけれど、地味に辛かったのが、注射を受けた左腕の痛みだ。身体の左側にあるものを取ろうとする場合、普通なら何も考えずにそのまま左腕を使うけれど、今回は注射を受けた左腕があまりにも痛いので、左腕をかばいながら身体をひねってわき腹がつりそうな体勢で右腕を使って対処した。実際にわき腹がつってしまって10秒間くらい悶絶したことはここだけの秘密だ。

そんな感じで、頭痛と腕の痛みとなんともいえな言えないダルさに打ちのめされながら、「ワクチンを打ってもらっただけでこんな感じになるんだから、もし本当にコロナに感染したら死ぬほど苦しい思いをするのかもしれない」ということは実感できたような気がする。それと同時に、「自分ってなんて虚弱体質なんだろう」と思ってイヤになった。

夕方になっても一向に熱が下がらないので、身体にムチ打って駅前のドラッグストアまで解熱債を買いに行った。とある信頼できる筋から、「解熱剤は市販薬でも効く」という情報を聞いていたからだけれど、それまで市販の解熱剤を服用したことがなかった自分は半信半疑だった。しかし、実際に解熱剤を飲んでみると、熱が37.5度くらいまで下がって身体もかなりラクになったので、ちょっと驚いた。

そんな感じで、2回目のワクチン接種はけっこう大変だった。というか、これを書いているいまでもまだ左腕に痛みを感じていて、36.8度くらいの微熱もいまだに続いている。注射自体はまったく痛くないけれど、その後の副反応にちょっとだけ苦しんだ自分としては、もうこれ以上ワクチンは受けたくないというのが正直な気持ちだけれど、「ワクチンを2回接種すれば一生オッケー!」というわけではないんだろうなということもなんとなくわかるので、この先もちょっと憂鬱だったりする。



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