21/08/22

一日一食生活を始めてみた件について

ワクチン接種はかなりのペースで進んでいるのに、一向にコロナが収まる気配がない。テレビでは毎日「また今日も、これまでの最高感染者数を更新しました」みたいなニュースばかり流して危機感を煽っているけれど、ほぼ接種が完了した高齢者については感染率も死亡率も大幅に下がっているわけだから、そういうデータについても正確に伝えてほしい。

ということで、去年の春から始まった在宅勤務生活もすでに1年半になる。最初の頃は、なんだかメリハリのない生活でイヤだなと思っていたけれど、慣れてしまえばどうということもない。睡眠はたっぷり取れるし、交通費も丸々浮くしで、生活パターンにさえ慣れてしまえば、むしろメリットの方が多い。光熱費は多少増えるけれど、交通費が丸々浮くからまったく痛くない。

そんな感じで、コロナのために生活パターンが大きく変わったわけだけれど、食生活についても大きく変わった。コロナの前は一日三食しっかりと食べていた。自分はわりと朝食をしっかりと食べるタイプで、結婚していたときはもちろんのこと、独身に戻ってからも牛丼屋の朝定食なんかをよく食べていた。しかし、在宅勤務になってからは、朝はインスタントのスープや味噌汁、コーヒーなどで済ませるようになった。

なにしろ、一日中ほとんど動かずにパソコンに向かってキーボードを叩いているだけだから、それまでと同じように一日三食しっかりと食べていたら、どんどんと肥えていくことは間違いない。数年前から急激な代謝の低下を実感しているので、それまでと同じように食べていたらメタボ一直線だ。年齢とともに自分が理想とする体型から離れていくのはしかたのないことだけれど、それを言い訳にして必要以上に緩んだ体型になるのは避けたい。

そんなこともあって、在宅勤務を始めてからわりと早い時期に一日二食に変えてみたわけだ。最初のうちこそ空腹感を覚えたけれど、慣れてしまえばどうということもない。それまでは、「何があっても朝食だけはしっかり食べないといけない」と思っていたけれど、朝食を食べなくても特に体調の変化もないしこれといった不都合もないから、いまとなっては自分勝手な思い込みだったのかなという気がする。

そんな感じで去年から一日二食生活を続けてきたのだけれど、体重についてはコロナ前と比べてほとんど変化はなかった。というか、むしろ増加傾向にあったので、これはどうにかしなければという気持ちがあった。在宅勤務のおかげで時間に余裕はあるから、何か運動でも始めようかと思ったこともあったけれど、この歳で運動を始めるというのは正直なところ億劫だった。

それに、多少運動したくらいではダイエット効果は望めないというのは、これまでの経験で十分に理解している。体重を落としたければ、結局は食事量を減らすのが一番効果的な方法なのだ。ということで、一日二食生活をもう一歩進めて、一日一食にしてみようと思った。そもそも、朝起きてから夜寝るまでの間、ほとんど歩くこともないわけだから、一日一食でも十分なんじゃないだろうか。

実際に一日一食生活を始めて3か月くらいになるけれど、最初こそ空腹感を覚えたものの、3日くらいですぐに慣れてしまった。人間というのは本当に慣れる動物なんだなと思う。いまは、朝起きてコーヒーを飲み、昼になってちょっと空腹感を覚えた場合は、顆粒状の鶏ガラスープやコンソメスープを飲むといった感じだ。これだけで、十分に夜までもつ。仕事にもまったく支障はない。

一日一食生活を始めてから、体重は2〜3キロくらい落ちた。ただ、おそらくはこれで下げ止まりだと思う。この先ずっと一日一食生活を続けても、これ以上体重が落ちることはないだろう。一日一食生活と並行して、腹筋運動と腕立て伏せも続けている。食事量を減らすと筋肉量も落ちてしまうから、それを少しでもカバーするためだけれど、気休めにすぎないということは理解している。ただ、気休め程度であっても、「何かをしている」と思うことは大事だ。

平日はこんな感じで過ごしているけれど、休日に外出したときには食べたいものを食べている。たとえば、ポタリングしているときに美味しそうなラーメン屋さんを見つけたら迷わずお店に入って食べている。自分はおそらく「バカ舌」だけれど、食べること自体は大好きなので、これからも食の楽しみを放棄するつもりはない。だから、いまの状況が変われば、以前のように一日二食や一日三食の食生活に戻すことだって十分にありうる。



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