19/12/22

増税から3か月が経過して感じること

ということで、10月に消費税が10%に上がってから約3か月が経過したので、今回は増税に関するあれこれについて書いてみたい。2014年に税率が5%から8%に上がったときには、なんだかいろんなものの値段が一気に上がったような感じがして、かなり衝撃的だったことを覚えている。それに比べると、今回の増税ではそれほど大きな衝撃を感じることはない。



これは、毎日の買い物に直接関係してくる食料品に低減税率が適用されているということが大きいだろう。日々の買い物のほとんどを占めているのは食料品だから、増税前と同じ感覚で毎日買い物できるというのは非常に大きいと思う。食料品と一緒に日用雑貨を買っても、会計時には多くの食品に埋もれてしまうから、税率が上がったということを実感しにくい。

それと、キャッシュレス決済のポイント還元も大きな要素だと思う。自分の場合、コンビニで買い物をするときには、切手や粗大ごみのシールなど、現金決済でなければ買えないものを除き、すべてクレジットカードで会計している。自分がコンビニで買うのは、おにぎりとかカップ麺くらいのものだけれど、わざわざ現金決済で余分なお金を出すのもバカバカしい。たった2パーセントとはいえ、安ければそれに越したことはない。

コンビニの2パーセント還元でさえそんな感じだから、5パーセント還元の店ならよけいに力強くレジでクレジットカードを差し出す。5パーセント還元の店の場合、コンビニとは違ってその場で値引きされるわけではないので、即効的なお得感としてはイマイチだけれど、翌月のクレジットカードの取引明細にはマイナス金額としてしっかり計上されているので、それを見ながら「よしよし」なんて感じで納得している。

ほぼアル中の自分にとって一番の増税対策は、「いままで飲んでいた第三のビールをさらに安いものに切り替える」という作戦だ。いまは業務スーパーで売られている「麦選り」というビールもどきを買って飲んでいるけれど、特に大きな不満はない。それどころか、最近では飲みなれてきたせいか、最初の一口を飲んで、「クーッ、美味い!」なんて思わず言ってしまうくらいだ。

そんな感じで、いまのところ増税による負担を特に大きく感じるようなことはない。むしろ、キャッシュレス決済のポイント還元制度のおかけで、増税前よりもお得な感じがしているくらいだ。そのせいで、毎日の買い物で現金を使うことはほとんどなくなった。カードで払えば、得をすることはあっても損をすることはないわけだから、カードを使わない理由がない。

いまだに現金を使っているのは、週末に買い出しに行くオーケーストアと、同じく週末に外食をするラーメン屋くらいのものだ。オーケーストアの場合、現金の支払いなら3パーセント引きになるので、こればかりはキャッシュレス決済というわけにはいかない。一週間分の食料をまとめ買いするので、いくら貧しい食生活を送っているとはいえ、それなりの金額になるから、面倒ではあるけれどいまだに現金で支払っている。

しかし、コンビニやスーパーのレジをそれとなく観察していると、まだまだ現金で払っている人が多いことに気付く。やっぱり、そういう現金主義の人たちには年齢層が高い人が多いけれど、若い人でも現金で支払う人はけっこういる。まあ、いままで現金払いに慣れているから、それをいきなり変えることに抵抗があるのはわかるけれど、そこまでかたくなになることもないだろうに。

などと言いながら、自分もPayPayなどのQRコード決済には抵抗があって、いまのところ導入する気はないけれど、クレジットカードでの支払いにはまったく抵抗がない。というか、現金精算に比べればカードで支払う方がずっと簡単だし、その上2パーセントないしは5パーセントが還元されるわけだから、どう考えてもキャッシュレス決済しか選択肢はないだろう。あくまでも現金にこだわる人は、セキュリティの問題とかを気にしているのだろうか。

自分がQRコード決済の導入に踏み切れないのは、なんだか面倒くさそうだなと感じているからだ。クレジットカードなら、レジの人にカードを渡すか、自分でカードをカードリーダーに差し込むだけでオッケーだけれど、QRコード決済の場合は、スマホを取り出してからアプリを起動し、レジでコードを読み取ってもらうというアクションが必要になるので、どうしても面倒な感じがしてしまう。

それと、いろんな決済アプリが乱立しているのもわかりにくい。よくわかっていないけれど、「この店ではPayPayが使えて、あそこの店ではLINE Payが使えるけど、それぞれのポイント還元率はどうなっているんだろう」みたいなことを考えなければいけないんだよね?もちろん、QRコード決済をクレジットカードに紐付ければポイントを二重取りできてお得だということは理解しているけれど、どうしても面倒だなという気持ちの方が先にきてしまう。

そんな感じで、日々の買い物については特に増税による影響は感じていないのだけれど、飲食店などの便乗値上げはちょっとどうかなと思っている。たとえば、いつも通っていた千葉市のラーメン屋なんて、10月に入ったとたんに、すべてのメニューを一律で50円値上げしたのだ。メインのラーメンだけでなく、サイドメニューの餃子やトッピングのネギにいたるまで、すべてのメニューが50円上がったのだ。

650円のラーメンが700円に上がるのはそれほど気にならないけれど、50円のトッピングが100円に上がるというのは、はっきり言ってやりすぎだ。すべてを一律で上げるのではなく、メインのラーメンをこそっと50円くらい上げて、サイドメニューやトッピングは据え置きにするというのが普通だろう。あまりにも露骨な便乗値上げだったので、その後この店には行っていない。千葉から引越してしまったので、これからも二度と行くことはないだろう。



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