19/09/22

増税について考えてみる

いよいよ来月から消費税が10パーセントに上がるらしい。転職してからというもの、給料は1円たりとも上がっていないのに、社会保険料は毎年ジリジリと上がっているから、数年前よりも確実に貧乏になっている。そこにきて今回の増税ということで、さらに貧乏になってしまう。この先、消費税はどこまで上がっていくのだろうか。この先当分増税はない、みたいな感じになっているけれど、どうも信用できない。



それにしても、軽減税率だとかキャッシュレス決済のポイント還元だとか、今回の増税はやたらとめんどくさい。みりんは税率10パーセントだけど、みりん風調味料は8パーセントだとか、コンビニのイートインコーナーで食べる場合は10パーセントだけど、持ち帰りの場合は8パーセントだとか、やたらと細かくてめんどくさい。すべて一律で10パーセントに上げたらええねん、と思わず関西弁になってしまうくらいにめんどくさい。

しかも、キャッシュレス決済でポイントが還元されるのは、中小規模の店舗で商品を購入した場合だけで、大手チェーンはその対象にはならないというのもわかりくい。中小の店舗でも、ポイント還元システムに参加するのは全体の3割程度というから、このシステム自体があまり盛り上がっていない感じだ。

ネット上では、「キャッシュレス決済を賢く利用して得する方法」みたいな記事が目につくけれど、実際に読んでみるとなんだかやたらと細かくて、最後まで読む気にならない。とにかく自分は面倒なことが大嫌いなので、いろいろと調べて準備をしてちまちまとポイントを貯める、なんていうことができないのだ。「なんとかペイ」みたいなアプリもまったく使うつもりはない。

それに、いろいろなアプリを使い分けて得している気分になっても、実際にはそうでもないという場合が多い。特に必要でもないものを、「この店で『なんとかペイ』を使うとお得だから」みたいな理由で商品を購入するのは、「特に必要でもないもの」を買っている時点で、賢い行動ではない。結局のところ、ポイントなど関係なく、本当に欲しいものだけを必要な分だけ買う、というのが一番お得だったりするのだ。

そうはいっても、実際に来月から消費税が上がることには間違いないわけなので、底辺サラリーマンとしてはまったくの無策というわけにもいかない。自分の生活レベルだと、おそらく月に3,000〜4,000円くらいは生活費が上がると思う。積極的にポイント還元制度を利用するつもりはまったくないので、それに代わる何らかの節約方法が必要になる。

固定費を下げるのが一番効果的だとは思うものの、何かないかと考えてみてもなかなか思いつかない。NHKの受信料がなくなれば増税分の負担をかなりカバーできるけれど、いきなりテレビのない生活を送るというのもどうかなあ、などと考えてしまう。スマホ料金も月額で税込1,700円くらいなので、これ以上下げるのは難しいし、下げられたとしても、生活費に対する効果はほとんどない。

固定費を下げるのが難しいとなれば、光熱費や食費を下げるしかない。しかし、光熱費はいまでも十分に低く抑えているつもりなので、これ以上の節約は現実的ではない。どんなに頑張っても、月に数百円下げるくらいが関の山だろう。たった数百円のために、せこせこした生活を送りたくはない。となると、残された選択肢は食費の節約ということになる。

しかし、ぜいたくなものなんて食べていないから、食費だってそれほどかかっていないはずだ。なにしろ、一丁64円の豆腐が一番の好物なので、普段の食事内容は推して知るべしだ。湯豆腐は、季節に関係なく2日に一度のペースで食べている。湯豆腐以外だと、焼き魚をメインとして、ほうれん草のおひたしやナスの浅漬けなど、簡単に作れる野菜のメニューを一品追加するくらいだ。

ということは、節約するとすればやっぱりアレしかないだろうな。ほぼアル中の自分としてはなんとも辛いことではあるけれど、アルコールにかかるお金を節約するしかないだろう。ただ、ほぼアル中としては、飲む量を減らしたくはない。であれば、飲むアルコールの単価を下げる必要がある。いまは、本麒麟とかクリアアサヒなどの「第3のビール」を飲んでいるが、そのグレードをさらに下げなければならない。

第3のビールを飲んでいる時点で、すでに最低に近いグレードだと思うが、大手流通企業が製造販売しているプライベートブランドには、さらに安いものがある。たとえば、イオンのトップバリュは「バーリアル」というビールもどきを販売しているが、本麒麟などよりもかなり安い。しかし、実際に飲んだことがあるけれど、かなりマズイ。二度と飲みたいとは思わないくらいにマズかった。

しかし、固定費も光熱費も食費も下げられないとしたら、あとはアルコールにかかるお金を下げるしかない。ほぼアル中の自分としては、アルコールにかかるお金を節約するのはかなり辛いことだけれど、増税に対処する方法がほかになければしかたがない。最近はメーカーの努力のおかげで、第3のビールも劇的に美味くなっているし、もしかしたらプライベートブランドのお酒も美味くなっているかもしれない。



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