昨日は朝からとても気持ちのいい天気だったので、早起きをして部屋の掃除をした。いまの部屋は真東を向いているので、カーテンのない部屋には日の出から容赦なく朝日が差し込むということもあり、天気のいい日にはのんびりと寝ていられない。早起きをしようと意識しなくても、自然と目が覚めてしまう。たまには朝寝坊したいと思っても、なかなかそういうわけにもいかない。



朝日が部屋に差し込むと、部屋の中のほこりが目立ってしかたがない。昨日の夜にきれいに掃除機をかけたつもりだったのに、朝日に照らされると、床のほこりが嫌になるほど目立つ。なので、水に濡らした雑巾で床をきれいに拭いた。ついでに、窓ガラスとベランダも雑巾で拭いた。隅々までピカピカになった、というわけではないけれど、そこそこきれいにはなった。

朝からスッキリとして気分がよくなったので、ついでに髪を切ることにした。いまの部屋に引越す前は、近所の美容院でカットしてもらっていたけれど、引越してからはカットオンリークラブを利用している。といっても、昨日を含めてまだ2回しか利用していないのだけれど、カットだけならカットオンリークラブで十分だなと思っている。

カットオンリークラブのカット料金は1,550円（税込）で、1,000円（税別）カットの店よりも若干高い価格設定になっている。1,000円カットの店には2回行ったことがあるが、普通の美容院に比べると客に対する扱いが極端に雑で、それほどウェットなサービスを求めていない自分としても、もう少し優しくしてくれてもいいんじゃないのと思ってしまうくらいに扱いが雑だ。なんだか「モノ」扱いされているような感じすらある。

カットオンリークラブの場合はそんなことはなくて、接客もそこそこ丁寧だし、嫌な感じはしない。接客の様子を観察してみると、話好きのおばさんにはちゃんと話を合わせているし、自分のような気難しいおじさんには余計なことは話さず、必要最低限のコミュニケーションだけとるようにしているので、このあたりの接客態度には非常に好感が持てる。

ただ、ちょっと困るのが、カットの間は手持無沙汰になってしまという点だ。普通の美容院であれば、雑誌を何冊か目の前の鏡台に置いてくれるので、それを読んでいればいいのだけれど、カットオンリークラブの場合はそうしたサービスがないので、ちょっと困ってしまう。別に雑誌が読みたいというわけではなくて、どこに視線を向ければいいのかがわからないのだ。

こういう場合は、何を見ていればいいのだろうか。普通であれば、目の前の鏡に映る自分の顔を見ることになるのだろうが、20分とか30分もの間ずっと自分の顔を見つめているというのは、罰ゲームに近い苦行だと思う。ものすごいイケメンだったり、ものすごいナルシストだったりすれば、まったく苦痛ではないのかもしれないけれど、自分の場合はどちらでもないので、普通に苦痛だ。

しかたがないので、カットの間は目を閉じている。これなら、余計な世間話をされることもないし、目を開けたときにいきなり髪が短くなっている自分に出会えるので、新鮮な気持ちになれる。次第に髪型が出来上がっていく過程を見るのが楽しい、という人もいるかもしれないけれど、自分の場合は、ビフォーからアフターの状態へと一気に移行する感じが好きだったりする。

それと、もう一つ困るのが、カットオンリークラブは予約ができないということだ。予約は一切受け付けず、すべて先着順で客をさばいている。一人当たりのカットにかかる時間は30分弱というところなので、回転自体は速いけれど、スタッフの人数が少ない場合は、かなりの待ち時間が発生することも考えられる。

昨日は、開店時間の10時ちょうどを狙って店に行ったのだが、すでに先客が二人いたため、店内で30分ほど待つことになってしまった。なので、確実にアサイチでカットしてもらおうと思ったら、開店前に店の前で待っているしかない。自分の都合のいい時間に予約できないというのは、ちょっと使い勝手が悪いなと思ってしまう。

とはいえ、混んでいて待ち時間が長くなる場合は、受付表に名前を書いておけば、店の中で待たなくても外で時間をつぶすことができるので、それほど困らない。待ち時間の間にちょっとした買い物を済ませておくとかすれば、かえって時間を有効に使うこともできそうだ。ということで、1,550円という料金から考えてみると、カットオンリークラブはコスパの高い店だと思う。

TOP