19/03/03

日々の洗濯について考えてみる

前回の覚書では、独り身になってガス代が劇的に下がったということを書いたけれど、実は水道代もかなり下がった。以前は、二か月分で2万5千円くらいだった。ひと月分に換算すると12,500円、それを一人分として計算すると約6千円ということになる。いまは、二か月分で3千円くらいなので、ひと月分だと1,500円ということになり、以前と比べて約1/4にまで下がったわけだ。



その理由としては、前回に書いた「浴槽にお湯を張ることがなくなった」ということもあるけれど、洗濯機を回す頻度が下がったということも大きいと思う。以前は毎日洗濯機を回していたし、色物や柄物を洗うときにはそれぞれ分けて洗っていたから、一日に複数回洗濯機を回すこともあった。というか、自分が洗濯することはほとんどなかったけどね。洗濯については、自分は取り込み専門だった。

いまでは、毎日洗濯機を回すなんていうことはない。下着とタオルくらいしか洗うものはないから、毎日洗濯機を回すなんて不経済すぎる。なので、洗濯機を回すのは3日に1回くらいだ。いま持っている下着の枚数は、パンツ、シャツ、靴下がそれぞれ5枚ずつくらいなので、どんなにズボラな生活を送ったとしても、絶対に5日に1回は洗濯機を回さなければならない。

若い頃は本当にズボラな生活を送っていて、部屋に洗濯機がなかったので近所のコインランドリーを利用していたのだが、コインランドリーに通うのは2週間に1回とか3週間に1回とか、それくらいの頻度だった。だから、必然的に下着の数が増えていくことになる。「しまった、きれいな下着がない、だけどコインランドリーに行くのも面倒だから、新しい下着を買おう」ということになるからだ。

なので、当時は下着が常に20組以上はあったと思う。パンツ20枚、Tシャツ20枚、靴下20足という大量の洗濯物をバッグに詰めてコインランドリーに行き、洗濯機2台を回して洗っていた。洗濯が終わると、洗濯機から洗濯物を引きずり出してそのまま乾燥機にぶち込む。ちゃんと乾いたことを確認したらバッグに詰め込み、部屋に持ち帰ってそのまま放置する。

そう、洗濯した下着類は丸めてバッグに入れたまま、放置していたのだ。きれいにたたむなんて面倒なことはしない。とりあえず臭いや汚れが落ちればそれで充分だと考えていたのだ。いまから考えると、ちょっとあり得ない。あまりにもズボラすぎる。それに、毎回コインランドリーを利用するというのも、あまりにも不経済すぎる。1回の洗濯で1,000円くらいは使っていただろう。

ということで、いまではそれなりの頻度で洗濯機を回すようになったし、乾いた洗濯物はもちろんきちんとたたんで収納している。ただ、いまの部屋は「洗濯物をベランダに干してはいけない」というきまりになっているので、必ず部屋干しにしなければならないのがちょっと不満ではある。やっぱり外干しにしたほうがよく乾くし、パリっとした感じに仕上がるのが気持ちいい。

部屋の中には部屋干し用のフックがあり、それに洗濯紐や竿を渡して使うという仕組みになっているけれど、引越して以来、そのフックを使ったことは一度もない。ではどうやって洗濯物を干しているかというと、カーテンレールを利用して干している。実は、まだカーテンを買っていないのだ。まだ買っていないというより、そもそも買うつもりがないと言った方が正確だ。

ということで、都合よくカーテンレールが空いているので、カーテンランナーの穴の部分にワイヤーハンガーを通して、Tシャツやバスタオルなどを干している。一応小さな洗濯ピンチを持っているので、パンツや靴下やハンカチなどは、そのピンチを使って干している。なので、洗濯機を回した日は、カーテンレールにシャツやタオルが並ぶという、かなり貧乏くさい景観になる。

まあ、貧乏くさいのはいつものことなので、それほど気にする必要はない。そんなことよりも、洗濯物をため込むことなく、ちゃんと洗濯機を回しているという事実を評価したい。ズボラな男子が離婚して独り身になると、とたんにズボラな生活に逆戻りするという話はよく聞くけれど、とりあえずいまのところは、そういうかわいそうな状態にはなっていない。やっぱり、何事も汚いよりはきれいな方がいい。



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