19/02/03

理解できない性癖

俳優の新井浩文くんが、出張マッサージの女性を暴行した容疑で逮捕されたらしい。自分は一応、新井くんのことは知ってはいたけれど、「ああ、下町ロケットでイヤな感じの役をやってた人ね」くらいの感じで、名前までは知らないというくらいの認知度だ。なので、今回の事件についてもそれほど大きな衝撃というわけでもないけれど、世間で大騒ぎしている「嵐」の解散騒ぎよりは多少興味がある。

というか、新井くんって在日だったのか。国籍で偏見を持つのはよくないとは思うけれど、あちらの国では性犯罪がすごく多いという話はよく聞くから、今回の事件についても、どうしてもそうしたバイアスがかかった状態で見てしまうのはしかたのないことだろう。偏見かもしれないけれど、日本に住んでいながら日本国籍を選ばないという時点で、なんだか信用ができない人なのかな、ということは思ってしまう。

それはともかく、出張マッサージという業態は思い切り風俗関係なんだろうと思っていたら、どうやらそんなこともないらしいということがわかった。本当に、自宅やホテルに出張して純粋にマッサージをするだけというサービスがあるようだ。たしかに、ホテルや旅館に泊まったときにマッサージを呼ぶという話はよく聞くから、「出張マッサージ」という言葉にいかがわしさを感じてしまう自分こそが、いかがわしいのかもしれない。

でも、自宅やホテルのベッドで待ち構えている見ず知らずの男子のところに出張マッサージのサービスをしに行くなんて、怖くないんだろうか。ドアを開けたらいきなりレスラーのような大男が襲ってきたりする可能性だってあるわけだから、そう考えると怖すぎる。表に出ていないだけで、実際には被害に遭っている女子マッサージャーは少なくないと思う。

それと同時に思うのが、新井くんをはじめとする性犯罪者たちは、女子を無理やり暴行して何が楽しいのだろうかということだ。抵抗する女子を無理やり組み伏せてことに至るなんて、想像するだけで萎える。ただ、そういうジャンルのAVなども底堅い需要があるようなので、鬼畜のような行為に性的な興奮を覚える人間も少なからずいるのだろう。

こうした「無理やり」な性癖も理解できないけれど、さらに理解できないのが電車内での痴漢だ。あれって、何が楽しいんだろうか。いや、もちろん自分も男子だから、近くに露出の多いきれいな女子が立っていたりしたら、「おお、なんて素敵な眺めなんだろう」と思うことはあるけれど、だからと言って、そこから先の段階へ進もうなんてことはこれっぽっちも思わない。

そもそも、エロい女子が近くにいて、つい興奮して体にさわったところで、その後はどうすればいいのだろう。男子の生理としては、いくところまでいかなければおさまらないわけで、中途半端に興奮するというのが一番体に悪い。まさに、ヘビの生殺し状態になる。普通に考えれば、痴漢行為をしてスッキリ、なんてことにはならずに、かえって悶々としそうな気がする。

それとも、痴漢が大好きな人は、その感触を大事に家まで持ち帰って、頭の中でそれを再現しながら自分を慰めたりするのだろうか。まあ、そういう性的な欲求というものは、どこかの時点で昇華(というか射精)しなければいけないわけだけれど、だったら他人の迷惑にならないような形で昇華してほしいと思う。つまりは、レイプや痴漢をする前に、まずはオナニーしろということだ。

電車内での痴漢行為よりももっと理解できないのが、露出行為だ。人気のない場所でコートを着た男子が目の前に表れて、いきなりコートの前をはだけて自分の裸を見せるという行為だ。実際に、こういう露出狂に遭遇したという女子の話はいくつか聞いたことがあるけれど、自分の裸を女子に無理やり見せていったい何が楽しいのだろうと思ってしまう。

そのほかにも、SMとかスカトロとか、理解できない性癖はたくさんあるけれど、世の中には本当にいろいろな人がいるものだと思う。こうした人たちに対しては、思わず引いてしまうところがあるけれど、ちょっとかわいそうだなと感じる性癖もある。それは同性愛だ。異性を好きなることが当然という環境の中で、周囲から変に思われないようにふるまうというのは、かなり辛いことに違いない。

それでも、都会であれば、自分と同じ同性愛者を見つけることはそれほど難しくはないだろうが、これが田舎だったりすると、そういうわけにはいかない。もし見つかったとしても、狭い田舎のことだからすぐにバレてしまって、好奇の目で見られることは間違いない。だから、田舎に住む同性愛者はかわいそうだなと思ってしまう。それと同時に、自分の性的な嗜好はいたって普通なので、よかったなと思う。



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