19/01/20

日本と韓国の関係はどうあるべきかについて考えてみる

キセノンがついに引退してしまった。先場所の相撲を見る限りではさすがに厳しいだろうと思っていたので、ある程度の覚悟はできていたけれど、実際に引退ということになると、やっぱり悲しい。でも、横綱として1回は優勝したわけだし、最低限の成績は収めたのかなという気はする。ファンとしていろいろと思うことはあるけれど、いまはとりあえず、おつかれさまでした、ありがとうございました、とだけ言っておきたい。

キセノンのことはともかく、最近の韓国の発狂ぶりが尋常ではない。韓国の異常ともいえる一連の行動は去年の秋から始まっていて、国際観艦式での旭日旗掲揚問題、徴用工に対する損害賠償判決問題、慰安婦財団の解散問題、海上自衛隊哨戒機に対するレーダー照射問題と、この短期間のうちによくもこれだけの問題が立て続けに起きるものだと感心するくらいだ。

しかも、これらの問題はすべて韓国側から一方的に仕掛けられたものであり、日本側にはまったく落ち度はない。どの問題も100パーセント韓国側に責任があるという点で共通している。にもかかわらず、韓国側でこれらの問題を積極的に解決しようという動きはまったく見られず、逆に日本に責任を転嫁するというところも共通している。

特に、レーダー照射問題での逆切れぶりはすごくて、よくもここまで無茶苦茶な対応ができるものだとあきれてしまう。どう見ても「詰み」の状態なのに、悪いのは日本の方だとまで言い出す始末で、あまりにも異常だ。将棋でたとえれば、すでに王将がとられているにもかかわらず、絶対に負けを認めずに、自陣に王将がないまま将棋を指し続けているようなものだ。

こういうバカを相手にしてもしかたがないので、本来であれば放置するのが一番いいと思うのだが、最近の一連の流れを見ていると、さすがにそういうわけにはいかないようだ。これまでの日本は、韓国が理不尽な理由で騒ぎ出すと、面倒だからちょっと譲歩して韓国のメンツを立ててやろう、という「大人の対応」を取ってきた。それがずっと重なって、現在のような状態になってしまったと言える。だから、ここまで韓国がつけあがるのは、日本にも大いに責任がある。

そろそろいい加減に、こういう理不尽な言いがかりは通用しないということを思い知らせる必要がある。ただし、多くのネトウヨが無責任に主張するような「国交断絶」になればいいと思っているわけではない。日韓関係だけでなく、アメリカと韓国の関係も考えなければならない。米韓同盟という関係が存在する以上、アメリカの意向を無視して韓国との関係を断ち切るわけにはいかない。

ただ最近では、アメリカと韓国の関係もだいぶ怪しくなってきている。なにしろ、去年欧州を歴訪したムン大統領が、北朝鮮の制裁を解除するように各国の首脳に要請したのだから、北朝鮮に対する制裁を主導するアメリカとしては、同盟国である韓国にメンツをつぶされた形になるわけで、ふざけるなということになるだろう。

こうした行動からもわかるように、ムン大統領の北朝鮮への傾倒ぶりは異常なくらいで、南北統一以外はまったく関心がないようにさえ見える。というか、実際にそうなんだろうと思う。核兵器を保有している北朝鮮と統一を果たして、アメリカや中国と対等の立場で対峙するというのが、ムンムンの野望なのだろう。しかし、そんなことをアメリカが許すはずがない。

アメリカが南北の統一を認めるとすれば、北朝鮮が核兵器を放棄して、カリアゲ君の独裁体制が崩壊した場合だけだろう。カリアゲ君による独裁体制が核兵器を持ったままの状態で統一が実現すれば、当然米韓同盟は破棄され、在韓米軍は撤収し、統一朝鮮はアメリの敵性国家になるだろう。その場合、レッドチームとの最前線が、北朝鮮と韓国との国境線から日本海にまで下りてくることになり、日本にとっては悪夢というべき状況になってしまう。

そうならないためにも、簡単に韓国と断交するというわけにはいかない。ただ、これまでのように、日本が韓国に対して一方的に譲歩すればいいというわけでもない。こうして考えてみると、本当に韓国という国はやっかいな存在だ。とりあえず日本としては、経済制裁を含めた厳しい措置をとるしかないのではないかと思う。

なにやら、制裁措置として、フッ化水素の輸出禁止に踏み切るのではないかという動きもあるようだ。フッ化水素は半導体だけでなく核兵器の製造にも利用される物質らしいので、北朝鮮とのせどりが疑われる韓国から北朝鮮に横流しされる可能性もある。そうした理由でフッ化水素の禁輸に踏み切れば、一応の理屈はとおるから、国際社会からの同意も得やすいのではないだろうか。

半導体製造は韓国にとって最も重要な産業だから、半導体製造に欠かせないフッ化水素を禁輸すれば、かなりの効果があるということらしい。実際に禁輸に踏み切った場合、当然韓国としても対抗措置をとってくるだろうから、日本としても無傷というわけにはいかないだろうが、経済的な体力は圧倒的に日本の方が上なので、負けることはないはずだ。方法はどうであれ、とにかく厳しい措置をとって、現在の不健全な日韓関係を正しい方向へと軌道修正する必要があることだけは間違いない。

ということで、これからどういう展開になっていくのか予想できないけれど、日本人はもっと危機感を持つべきだとは思う。具体的には、憲法の改正が必要になる。日本海を挟んで、核兵器を保有しているレッドチームと丸腰で対峙するという最悪のシナリオを想定した場合、いつまでも平和憲法という理想だけにしがみついているわけにはいかないだろう。平和ボケしている日本人があまりにも多いという気がしてしかたがない。



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