18/12/24

今年を振り返ってみる

毎年同じ感想の繰り返しになってしまうけれど、今年もあっという間に終わりということで、本当に時間の経過の速さにはイヤになってしまう。この歳になると、毎年同じことの繰り返しで時間が流れていくだけで、今年も去年と同じような感じで何事もなくあっという間に終わったなあ、くらいの感想しかないのだけれど、今年はいつもとは一味違う年になった。

今年は離婚という大きなイベントがあったので、一生記憶に残る年になるだろう。よく、3組に1組の夫婦が離婚しているという話を聞くけれど、この数字だけを見ると日本はものすごく離婚率の高い国だと感じる。しかし、これはいわゆる数字のマジックというヤツで、たしかに婚姻件数が約60万件に対して離婚件数が約20万件なので、これだけを取り出してみると、「3組に1組の夫婦が離婚」ということになる。

しかし、60万件の婚姻件数というのは、その調査を行った年に結婚した件数であるのに対して、20万件の離婚件数というのは、その年以前に結婚したすべての夫婦が対象となっているため、比較対象となる数字が適切ではないということになる。人口1,000人あたりの離婚件数で見た場合、離婚率は1.7らしいので、1,000人のうちたったの1.7人しか離婚していないという計算になる。

ということは、離婚というイベントを経験できるのは、本当にごく一握りの人しかいないということだ。ある意味では、離婚経験者はかなりのエリートと言えるかもしれない。この考え方でいくと、バツ2以上は超エリートになるわけだ。いやいや、まさかそんなはずはない。離婚なんてしなければ、それに越したことはないわけで、問題なく添い遂げるのが理想的であることは言うまでもない。

ただ、離婚というのは、やっぱり貴重な経験であることは間違いない。おそらく、何の問題もなく幸せな夫婦生活を送っている人というのは、かなり少ないと思う。幸せというのはその人個人の主観なので、何をもって幸せかということを定義するのは難しいけれど、ほとんどの夫婦が、幸せ以上にストレスをため込んで生きているのは間違いないと思う。

まあ、そんなことはともかく、独身に戻ったら生活が荒れるのではないかと少なからず心配していたのだが、特にそんなこともなく、以前とさほど変わらないペースで生活を続けている。結婚する前は、決してきれい好きとは言えないような生活を送っていて、部屋の中が荒れてきて我慢の限界を超えると、丸一日かけて徹底的に部屋の掃除をするという生活を送っていた。

それがいまでは、マキタの素晴らしすぎるコードレスクリーナーを買ったこともあり、毎日掃除機をかける生活に変わった。これは、元奥さんが非常にきれい好きな性格だったということが大きい。一緒に生活している相手がきれい好きだと、自分が勝手に散らかすわけにはいかないから、自分も自然ときれい好きになっていく。この点については、非常にいい影響を与えてもらったと感謝している。

ただ、当然ながら食生活は大きく変わった。一番大きく変わったのは、朝食を作らなくなったということだ。いつも朝早く会社に行っているので、朝食を作っている時間がないという理由もあるけれど、一人分の食事を作るのは面倒だし、コスパの面から見ても効率が悪いというのが一番の理由だ。なので、朝はコンビでおにぎりを買って食べるか、会社の近くにある牛丼屋で朝定食を食べている。

夕食についても、すべて自分で作らなければいけないので、その点も面倒だったりする。コンビニやスーパーで出来合いのお惣菜などを買ってきて食べるというのが一番楽だけれど、毎日出来合いのものばかり食べていては飽きるし、そもそもお金がかかる。なので、料理についてはド素人ながらも、なんとか頑張って料理に見えなくもないものを作って食べている。

しかし、やっぱり一人分の料理を作るというのは効率が悪いと感じる。モツ煮込みを作ろうと思って材料を買ってきて作ってみても、大根やニンジンなどの食材は一度には使い切れないから、次の日もその翌日もモツ煮込みが続くということになる。残った食材で何か別の料理を作ることができればいいのだけれど、自分にはそんな才能はないから、食材を使い切るまで同じメニューが続くことになる。

ということで、料理についてはちょっと苦労している。なので、当面の目標は、料理のレパートリーを広げていくことだ。冷蔵庫にある残り物でパパっと作れるようになれば理想的だけれど、それは無理としても、たとえば一週間毎日違う料理を作れるくらいにはなりたい。長期的な目標としては、いかに孤独死しないようにするかということを検討する必要があると思っている。



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