18/10/07

一日に2杯ラーメンを食べた件について

樋田容疑者が着ていたサイクリングウェアのメーカーが、「関係各所に大変ご心配をお掛けし、申し訳ございません。ウェアを盗難に遭われた方、お見舞い申し上げます。もしいらっしゃいましたら、ご連絡ください。今回特別に同等品で補償させていただきます」とSNSで発信していて、ネット上ではこれが神対応であると話題になっているらしい。

自分がこのニュースを見てまず思ったのは、「え、バカじゃないの?」ということだ。悪いのはもちろん、ウェアを盗んだ樋田容疑者で、なぜウェアのメーカーが謝らなければいけないのかがわからない。本当に、バカなんじゃないだろうか。だったら、今後は自社のウェアが盗難されるたびに、謝罪して同等品を無償で支給するつもりだろうか。だとしたら本当に神対応だけれど、まさかそんなはずはないだろう。本当に意味がわからない。

それはともかく、この歳になって一日に2杯もラーメンを食べてしまった。この覚書でもときどき書いているけれど、自分はかなりのラーメン好きで、休日に外出するときにはほとんどラーメンを食べている。なので、年間100杯くらいのラーメンを食べていると思う。新しくオープンしたお店を積極的に開拓していくという感じではなく、気に入ったお店に足繁く通うというのが自分のスタイルだ。

いまは最寄駅として千葉駅を利用しているわけだけれど、駅構内にいつも行列ができているラーメン店があって、ずっと気になっていた。調べてみると、松戸にある「とみ田」という店の支店らしい。ラーメン好きなら、だれでも松戸のとみ田のことは知っているだろう。もちろん、自分も名前だけは知っている。おそらく、つけ麺に限って言えば、日本で一番有名なラーメン店だと思う。

なにしろ、食べログでの評価が4点を超えているのだ。しかも、口コミ数も700件を超えている。この口コミ数でこのスコアというのは、本当に驚異的だ。しかし残念なことに、自分はつけ麺にはまったく興味がなく、これまでに一度も食べたことがない。食べたいと思ったことさえない。だれかに誘われてその人のおごりで食べるのであれば別だけれど、自分から進んでつけ麺を食べる可能性は、この先の人生において絶無だと思う。

ということで、名前だけは知っているけれど、つけ麺には興味がないし、場所も遠いしで、とみ田に行こうと思うことはなかった。しかし、とみ田のほうから千葉駅まで出向いてくれるのであれば、話は別だ。ラーメン好きとしては、やっぱり気になる。しかし、お昼時や夕食時には常に長蛇の列ができているので、待つことが大嫌いな自分としては、近くにありながらも遠いお店という感じだった。

しかし、日曜日以外は朝8時からオープンしているので、朝イチでいけばすんなり食べられるだろうと思い、土曜日の朝イチを狙って行ってきた。もちろん、つけ麺なんて食べるつもりはないので、普通のラーメンを食べてみた。つけ麺が有名な店ではあるけれど、それほどの有名店であれば、きっと普通のラーメンも美味いに違いない。

朝イチで行ったにもかかわらず、店内には先客がすでに数名いて、やっぱり人気店なんだなと思わせる。ほどなくしてラーメンが到着したが、その麺を見てガッカリした。自分が大嫌いな平打ち麺なのだ。自分は、太麺でも細麺でも、縮れ麺でもストレート麺でも、スープに合っていればまったく気にしないのだけれど、平打ち麺だけは苦手だ。

何が苦手かと言えば、あのピロピロとした食感がどうにも好きになれない。無駄にピロピロしてんじゃねえよ、もっとシャキっとしろ!と言いたくなる。スープはけっこう美味かったので、普通の麺を使ってくれれば、普通に美味いラーメンになったと思う。まあ、これは完全に好みの問題なので、ピロピロの平打ち麺が大好きな人にとっては、たまらない一杯になるのだろう。

ということで、かなり期待していた分、そのガッカリ感も大きくて、「あんなピロピロ麺のクソまずいラーメンで800円も取るのかよ」などと、人間として恥ずかしいくらいのレベルの逆切れをしながら部屋に戻り、特に予定もないので、そのまま中央図書館に出かけた。いまの住居は、周辺環境を含めてあまり好きではないけれど、中央図書館に近いということだけが唯一のメリットだ。

図書館で本を読みながら、さっきのラーメンはマズかったな、などと考えるうちに、美味いラーメンで口直しをしたいという考えが浮かんできた。しかし、一日に2回もラーメンを食べるのはさすがにどうかという気持ちもあり、自分の中ではかなりの葛藤があったけれど、なんだかんだで結局はラーメン屋に足が向かっていた。

お昼に入ったのは、味噌ラーメンをメインとした店で、特に有名店というわけではないけれど、いつもそこそこ賑わっている店だ。味噌ラーメンの店に大きな外れはない、というのが自分の持論で、ものすごく美味いということもない代わりに、ものすごくマズイということもないのが、味噌ラーメンの特徴だと思う。つまりは、味噌ラーメンは無難に美味いということだ。

この店では何度か食べているけれど、普通に美味いラーメンを出す店だと思う。ということで、今回も普通に美味いラーメンを食べて、ピロピロ麺のトラウマを払しょくしてきた。しかし、さすがに立て続けにラーメンを食べるのはキツイと感じた。ラーメンが大好きな自分でさえそう感じるわけだから、毎日食べても飽きないお米というのは、本当にすごい食べ物なんだなと改めて思う。



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