18/07/15

独り身の朝食事情

それにしても毎日暑い。いまのところ、寝るときにはエアコンを切っているのだけれど、夜中の2時とか3時くらいに暑さで目が覚めるときがある。いまはベッドを処分してしまったので、北東向きの寝室ではなく、南西向きのリビングで寝ているのだけれど、朝日が入る寝室よりも多少は涼しいかなといった程度で、やっぱり暑いことには大差ない。



ということで、独り身になってから1か月半が経過した。最初の頃は、一気に荷物が減った家に帰ってくるたびに、なんともいえない感情が押し寄せてきていたけれど、最近になってだいぶ慣れてきた。やっぱり、人間というのは、慣れる生き物なんだなと改めて思う。とりあえず、ベッドなどの大きな家具の処分は一通り終わったので、だいぶ気持ちが軽くなった。

ということで、独り身の朝食事情についてつらつらと書いてみたい。いままでは、当然ながら朝食を家で摂ってから会社に出かけていた。自分はけっこうな朝型人間なので、早起きしたときにはそのまま朝食を準備していたけれど、献立としてはごくシンプルな感じで、炊き立てのご飯と熱々の味噌汁、それと納豆や卵などのメインのおかずが一品という感じで、ごくシンプルな朝食が定番だった。

ただ、こうしたシンプルなメニューでも、朝食としたら十分だ。味噌汁にしても、ちゃんと昆布や煮干しやカツオで出汁を取っていたし、味噌汁の具も、わかめと豆腐とか、油揚げと小松菜とか、なめこと豆腐とか、けっこう取り合わせを考えたりしながら作っていた。朝食において味噌汁が占める位置というのは非常に重要で、朝食に米を食べる場合は、味噌汁のない朝食というのはちょっと考えられない。

そんな感じで、自分にとって朝食はかなり重要な存在ではあるけれど、独身に戻ってからというもの、自分の理想とはまったくかけ離れた朝食生活になっている。

理想としては、離婚して独り暮らしになっても、朝食だけは毎日ちゃんと食べようと思っていた。やっぱり、朝食というのは大事だと思う。自分の場合、どんなに食欲がなくても、朝食だけは必ず食べるようにしている。疲れているときとか、悩みごとがあったりするときには、まったく食欲がわかないけれど、とにかく一日のスタートである朝食だけは無理にでも食べるようにしている。

これまで、朝はそれほど多くの量を食べていたわけではなかった。そもそも、奥さんの食べる量が極端に少なくて、自分が食べる量の半分くらいしか食べない。自分も大食いではないから、朝食用に研ぐ米の量は、二人合わせて0.7合くらいだった。自分たちが使っていたのは5号炊きの炊飯器だったので、そんなに少ない米を炊くのはなんだか申し訳ない気持ちになる。

いまは、平日に米を炊くことはほとんどなくなった。会社帰りに近所のスーパーに寄って、その日に食べるものと一緒に、翌朝に食べるためのおにぎりを1個だけ買う、というパターンが多い。とりあえず、米を食べるときには味噌汁は必須なので、なにはなくとも味噌汁だけは作る。それさえ面倒なときには、駅前のコンビニでおにぎりを1個だけ買って食べて、そのまま会社に行く。

ということで、朝食に関してはかなり雑な感じになっている。味噌汁の具もわかめだけだったりするので、明らかに野菜が不足しているなと自覚している。朝食だけでなく、夕食についても相当雑な感じで、仕事帰りにスーパーに寄って「今日は何を食べようかな」と考えながら惣菜コーナーを中心に見て回るのだが、特に食べたいものが見つからない。

別に、自分が食べたいものを買えばいいだけだから、簡単なことだとは思うのだけれど、これが意外に難しい。あれこれと歩き回って、結局から揚げのパックを1個だけ買って帰る、みたいなことも少なくない。自分一人の食事でさえそんな感じだから、毎日家族のために食事を作っている主婦の苦労というのは、ものすごく大変なものだと思う。本当におつかれさまです。

そんな感じで、朝食に限らず夕食もかなり雑な感じになっているけれど、休日の朝だけは米を炊くようにしている。0.8号くらいの量を炊いてその半分だけ食べ、残りの半分は冷凍しておく。冷凍した分は、平日の朝に梅干しとかシラスとか卵などを入れて雑炊にして食べる。雑炊なら味噌汁を作る必要はないので、時間がないときなどに便利だ。食欲がないときにも、サラサラと食べられる。

独身に戻ると、生活パターンがいろいろと変化するけれど、多くの人にとって最も劇的に変化するのが食事の内容だと思う。料理が得意な男子だったら、一人になっても特に困ることはないのだろうが、自分のようにほとんど料理をしない男子にとっては、毎日の食事というのはかなり大きな問題だったりする。ただ、いまから料理を勉強するつもりもないので、これからも雑な感じのまま生きていくことになるのだろう。



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