18/06/17

改めてこのサイトの歴史を振り返ってみる

ということで、実際の引越しに先立って、サイトの引越しをしてみた。サイトの引越しは、今回で2回目ということになると思う。前回の引越しは、いま住んでいるマンションに入居するときにプロバイダーを替えたことによる引越しだったと思う。このサイトを立ち上げたのが2000年だったから、もう18年が経過しようとしている。そうか、もう18年も経ったのか。改めてそう考えてみると、ちょっとビクーリだ。

サイトを引越すにあたっては、無料のホームページサービスを探したわけだけれど、出しゃばった広告がないということと、FTPが使えるという点で、FC2のサービスを利用することにした。まあ、サイトの引越し作業自体は簡単だったけれど、どうにも気に入らないのが、なぜかフォントのサイズがこれまでよりも1サイズ大きくなってしまうということだ。

自分は、これまでのフォントサイズがベストだと思っていて、それよりも小さいと見にくいし、それよりも大きいとちょっとバカっぽく見える。本当にフォントサイズというのは重要で、ぱっと見ただけで、小さなフォントで書いてあるサイトは、自分が書くことに自信がないのかな、みたいな頼りない感じがするし、大きなフォントで書いてあるサイトは、普段から押し出しの強い人なのかな、でも頭が悪そうだな、みたいなことを思ってしまう。

なので、いままでのサイトよりも大きなフォントサイズで表示されるのはものすごく不本意なのだけれど、元のサイズに戻す術がわからない。自動的に一発でサイズを変える技がないかと調べてみたけれど、そんなに都合のいい技はないようだ。しかたがないので、手動でフォントサイズを変えようかと思って作業を始めたところ、あまりにも量が多すぎて、手作業では絶対に無理だということに速攻で気付いた。

自分のサイトは、ほとんどがテキストデータなので、容量的にはまったく大したことはない。しかし、ページ数がやたらと多い。ペーパーバックのコーナーについては、作家別にページを分けているからかなりの数になっているし、覚書についても週ごとにページを分けているしで、いちいちページを開いて手作業でフォントサイズを変更していたら、いつになっても終わらない。

なので、とりあえず、トップページと今年の覚書のページだけ、フォントサイズを変更して公開することにした。残りのページについては、時間に余裕があるときに、ボチボチ修正していくことにしようと思っている。まあ、それっきり修正しないという可能性もかなり高いし、フォントサイズなんて気にしているのは自分だけだということも充分に考えられるけれど、やっぱり気になってしまうのは確かだ。

ということで、すべてのページのフォントサイズを手作業で修正しようかと一瞬だけ考えたおかげで、改めてこのサイトの全容を確認したわけだけれど、これまでにけっこうな量を書いてきたんだなといまさらながらに思った。なんだかんだで18年も書き続けてきたという事実はけっこう重くて、もはやこのサイトは自分の一部だと言ってもいいくらいだ。

もうやめようと思ったことも何度かあって、特に2016年の年末は本気でやめようと思い、2017年の年明けから更新を止めていたところ、「いつも読んでいます、できれば続けてください」というありがたいメールをいただき、そうなんだ、こんなサイトでもまだアクセスしてくれる人がいるんだと思い、すごく嬉しかった。うん、君さえいてくれれば頑張れるよ、とまで思った。

そのほかにも、絶妙なタイミングで嬉しいメールをいただくことがあって、この前「離婚することにしますた」みたいなことを書いたときにも、同年代の男子から「ちょっとビクーリしたよ」といった反応をいただいて(しかもシドニーから)、そうか、自分のことをネットを通じてほんの少しでも気にかけてくれる人はいるんだなと思って、ちょっと、というか、かなり感激した。

思えば、このサイトを開設したのは自分が33歳のときだった。あの頃はがむしゃらに英語を勉強していたときで、半年に一回の頻度でTOEICを受験していた。当時は、自分の英語力を証明できる具体的な指標がほしくて、TOEIC900点を目指して頑張っていた。TOEICで890点を取れて、かなり浮かれた気分のときに、このサイトを開設したのだと思う。

本当は、890点なんていう中途半端なスコアではなくて、ちゃんと900点オーバーのスコアを獲得してからサイトを開設したかったのだけれど、そんなことを言っていたらいつサイトを開設できるのかわからないので、見切り発車的に開設してみた。当時の自分の中では、TOEIC900点というのはすごく価値があって、ひとつのゴールみたいな感じさえしていたけれど、いまとなってはバカみたいだ。TOEIC900点が目標なんて恥ずかしすぎる。

いや、もちろんTOEC900点はすごいと思う。しかし、900点が大したことないのもたしかだ。このサイトを開設した当時は、TOEICのスコアとか、英検の級とか、そういう目に見えるランクだけに気を取られていたと思う。いまだから言えるけれど、そんなもの、まったく意味がない。TOEIC満点でも、クソみたいな訳文を書くヤツだっているし、英検1級でも、とんでもない誤訳を書いて平気なヤツもいる。本当に、いくらでもいる。

思いつくままに書いていたら、なんだかまとまらなくなってきた。とりあえず、このサイトの歴史についてはまたの機会にゆっくりと振り返ることにして、今回はサイトの引越しの挨拶だけしておこう。ということで、サイトを引越しましたので、ブックマークの変更をお願いします。フォントサイズが大きくなって外見はちょっとバカっぽくなりましたが、内容はこれまでとまったく変わらないので、引き続きのご愛顧をお願いいたします。



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